ハワイコーヒー/アームズ珈琲®– Coffee –

何度も丁寧にカビや虫食いの豆をハンドピックしたコーヒー生豆を50℃お湯洗いし、農薬や防虫剤、防カビ剤を取り除きます。
そして蒸し焙煎という水蒸気焙煎で豆の中にまで入っている現地由来の水や農薬を豆の外に出し、焦がさず豆の芯まで火を通すアームズメソッド®に則った自家焙煎コーヒーを障がい者さんと共に技術を学び、食の安全性を通し社会貢献をチャレンジしていきます。

嗜好品として世界中で愛されているコーヒー。
皆さんの中にはコーヒーが苦手だったり、飲むとムカムカしたり頭痛がするという人もいますよね。
実はそれ、農薬や防カビ剤が原因なのです。
輸入コーヒー豆が船で運ばれる際、燻蒸(くんじょう)といって、強い防虫剤や防カビ剤がかけられます。普段口にするものに薬剤が付着してるの⁉と怖くなりますよね。

国内に外来の虫や病気を運び込まないよう、強力な薬剤を散布する燻蒸処理が施されるのです。
船のコンテナ内の温度は、昼間は80〜90度、夜は10度まで下がります。激しい温度差の中、1ヶ月以上もかけて運ばれてきたら細菌やカビや虫は大繁殖してしまうので、燻蒸処理もやむを得ないかもしれません。オーガニックの豆は燻蒸処理はされませんが、結局は船内の環境のせいでカビ等が発生してしまうので、どちらにせよ不安になりますよね。
農薬や燻蒸の薬剤が付着したままのコーヒーは、飲んだ後にムカムカしたり頭痛が起きたりします。
「苦味はコーヒーの醍醐味」だなんて言われていますが、残留している農薬や防カビ剤が原因の可能性が高いと言われています。
飲み続けていたら、悪いものを体に蓄積していくわけですから、いつか健康を害してしまうかもしれません。

安全で美味しいコーヒーを飲むためにはどうすればいいのでしょうか。
本当に良いコーヒーは、当然飲んでもムカムカしないし、頭痛も起きません。何杯飲んでも健康を害することはないのです。
私たちの施設でハワイのコーヒーを販売する際は「焙煎」にとことんこだわります。

アームズメソッド®と言う素晴らしい焙煎の仕方がありますのでご説明します。
まず海外から麻袋に入ってやってきたコーヒーの生豆を手作業で、虫食いやカビが付着している生豆を手作業で丁寧に取り除き、選別で残った生豆にも農薬や防カビ剤が付着しているので、生豆をお湯で丁寧に洗います。

お湯で洗うだけでも豆の表面についている防カビ剤や防虫剤はかなり取れますが、コーヒーの原産地での環境で豆の中に入ってしまった、農薬や防カビ剤迄は完全には取れません。
お湯で洗うことにより濡れたコーヒーの生豆を焙煎機で焙ると水蒸気が出るのですが、水蒸気と共に豆の中に入っている、農薬やカビ毒も排出される仕組みです。

このように手間暇が掛かる焙煎方法なので、障がい者さんたちがゆっくり仕事として取り組み技術を習得してもらえば、彼らが社会に参画しやすくなるのではと考えています。